会社概要
会社情報
会社名 | 株式会社 STEPONE |
---|---|
住所 |
【 宮城県 】 |
代表取締役 | 岩元劉星 |
業務内容 |
●映像制作全般の撮影・編集 ●ホームページ制作 ●シナリオ・構成台本・絵コンテの執筆 ●リサーチ業務全般 |
撮影機材 SONY PXW-X200 の場合
映像の魅力
まだデジタルが普及していない少年の頃、私は大きな映画館で鑑賞するフィルム映画に胸をときめかせていました。
小学校低学年の頃、学校が長期の休みになると、親に連れられてハリウッド映画の大作ものや邦画の怪獣映画を見に行くのが楽しみのひとつでした。
その頃、私と友だちは家の近くで壊れてボロボロになった真空管ラジオを拾ってきました。
廃屋になった建物の庭に捨てられていたのです。
ラジオケースが完全に壊れて何本もの真空管が剥き出しになっていたので、とても複雑な機械のようにも見えるため、真空管の間に自宅に置いてあった大型の懐中電灯を挟んで、何と映画用のフィルムカメラに見立てたのです。
要するに、懐中電灯の大きなレンズ部分をカメラのレンズに見立てたのです。
そして、私は友だちに言いました。
「お前はカメラマン…ボクが監督をやる」
私と友だちは「カメラを借りてきたので、みんなで映画を作るぞ」と声をかけて同級生を10人ほどかき集め、本当はイタズラなのに撮影の真似事をしてとても気分が高揚した思い出が蘇ります。
当時、邦画では怪獣映画が全盛期だったので、同級生たちには怪獣に迫られて逃げるシーンを何度も演じて貰いました。
後日談になりますが、その年のお年玉年賀はがきの一等賞の賞品が「8ミリフィルムカメラと映写機」で、我が家の父親が見事当選したのです。
だから、それからはイタズラではなく、本当に撮影した映像の鑑賞会を頻繁に行いました。
多分、その頃から私は映像の仕事に憧れていたんでしょうね。
「映像の魅力って何だろう」と考えた時、どんな仕事でもそうだと思いますが、切欠ってこんな感じの思い出から始まっているのではないでしょうか。